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【腐女子が原神を滅ぼす?】原神BLはなぜ叩かれるのか?中国の騒動では逮捕者も

原神は2020年9月にリリースされたオープンワールドRPG、世界中で人気を博しています。毎バージョンごとにくる生放送ではTwitterのトレンドを独占するなど、日本でも大いに盛り上がっています。

 

しかし、その人気の裏で、原神BLと呼ばれる腐向け二次創作に対する批判や嫌悪も存在しています。特に中国では、原神BLが社会的な問題に発展し、運営側も対応に苦慮しているようです。

 

本記事では、原神BLがなぜ叩かれるのか、中国での騒動と運営の対応について解説します。

 

 

そもそも原神BLは何故叩かれるのか

 

原神 / Genshin Impact



まず、原神BLがなぜ叩かれるのかについて考えてみましょう。

 

原神BLは、原神のキャラクター同士を恋愛関係にする二次創作で、主に腐女子腐男子と呼ばれる女性や男性ファンによって制作されます。

 

しかし、原神BLは以下のような理由で一部のファンから嫌われています。


- 原作の設定や世界観を無視してキャラクターを改変することで、原作ファンの感情を傷つける


- キャラクターの性別や性的指向を勝手に変えることで、LGBTQ+の人々の尊厳を侵害する


- キャラクター同士の関係性を強引に結びつけることで、他のカップリングファンと対立する


- 性的な表現や暴力的な描写を含むことで、未成年者や敏感な人々に不快感やトラウマを与える

これらの理由は、原神BLに限らず、他の作品の腐向け二次創作にも当てはまる場合があります。しかし、原神BLは特に中国で大きな問題となっています。それはなぜでしょうか?

 

当局の厳しい監視..過去に逮捕者

原神 / Genshin Impact



中国では、二次創作は法律的にグレーゾーンであり、著作権侵害や不道徳な行為とみなされる可能性が高いです。

 

特に性的マイノリティや同性愛を扱う二次創作は、中国政府や社会から強く規制されています。そのため、原神BLは中国では違法や反社会的なものと見なされることが多く、ネット上では激しいバッシングや通報が行われています。

また、中国では原神BLが実際に社会的なトラブルを引き起こしたこともあります。例えば、2021年1月には、原神BLの二次創作を投稿した中国人作家が、著作権侵害と不良コンテンツの罪で逮捕されたというニュースが報じられました。

 

この事件は、原神BLのファンや作家に衝撃を与え、自主的に作品を削除する者も少なくありません。


2021年2月には、原神BLの二次創作を展示した同人誌即売会が、警察によって中止させられたという報告がネット上に拡散されます。この事件は、原神BLのファンや作家に恐怖を与え、同人活動への自粛や撤退を考える者も多く出た。

 

さらに2021年3月には、原神BLの二次創作を含む同人誌が、中国国内で発行禁止処分を受けたという情報が流れています。(真偽は不明)

 

この事件は、原神BLのファンや作家に絶望を与え、同人活動への参加や支援を断念する者も多く出ています。

 

news.tv-asahi.co.jp

 

これらの事件は、原神BLが中国でどれだけ危険な存在とみなされているかを示しています。また、これらの事件は運営側にも影響を及ぼしています。運営側は、原神BLに対してどのような対応をしているのでしょうか?

 

運営の対応

 

 

運営側は、原神BLに対して公式な声明やコメントを出すことはありませんした。しかし、一部のファンや作家は、運営側が原神BLに対して媚びていると感じています。その理由は以下のようなものです。


- 運営側は、原神BLの人気カップリングであるタル鍾やディルガイなどに関するボイスやストーリーを追加したり、公式イラストや動画で二人の絡みを見せたりすることで、原神BLのファンや作家を喜ばせている。

- 運営側は、原神BLのファンや作家が投稿した二次創作や同人誌に対して、積極的に通報や削除を行わなかったり、公式SNSでいいねやリツイートをしたりすることで、原神BLのファンや作家を励ましている。

- 運営側は、原神BLのファンや作家が開催した同人誌即売会などのイベントに対して、公式グッズやサイン色紙などの協賛品を提供したり、公式SNSで宣伝したりすることで、原神BLのファンや作家を支援している。


運営は表現の自由を重視?

 

 

しかし、これらの行為は本当に原神BLに対する媚びなのでしょうか?

 

運営側は、原神BLに限らず、原神の二次創作全般に対して寛容で協力的な姿勢を取っています。二次創作や同人活動をファンの自由な表現として尊重し、作品の著作権を主張しないという方針を掲げています。

 

二次創作や同人活動を原神の広がりや発展につながるものとして捉え、ファンの創造性や熱意を応援しているとも捉えられます。

 

また、運営側が原神BLに関するボイスやストーリーを追加したり、公式イラストや動画で二人の絡みを見せたりすることは、必ずしも原神BLに媚びているということにはなりません。

 

運営側は、原神のキャラクターに対して多様な視点や解釈を持つことを歓迎しており、キャラクターの魅力や個性を引き出すために様々なシチュエーションや関係性を用意してるとも考えられます。