夏はもちろん、一年中紫外線にさらされている私たちの肌。紫外線は肌のシミやそばかす、しわやたるみなどの老化の原因となります。そのため、日焼け止めは美肌を保つために欠かせないアイテムです。
しかし、日焼け止めにはさまざまな種類や成分があり、どれを選べばいいのか迷ってしまうことも多いでしょう。また、年齢によっても肌の状態や紫外線への対策が変わってきます。
そこで、この記事では年齢別に日焼け止めの需要とメリット・デメリットをまとめ、塗るタイプと飲むタイプの違いや効果的な使い方も解説します。
自分の肌に合った日焼け止めを見つけて、紫外線から肌を守りましょう。
10代～20代：塗る日焼け止めでしっかり防御
10代～20代の肌は、まだ若く弾力やハリがありますが、紫外線によるダメージは蓄積されています。特にこの時期に浴びた紫外線は、30代以降にシミやそばかすとして現れる可能性が高いことは、近年様々なメディアでも取り上げられていますよね。 そのため、10代～20代では塗るタイプの日焼け止めでしっかりと防御することが大切です。
塗るタイプの日焼け止めは、紫外線を物理的に反射したり化学的に吸収したりして、肌に届くのを防ぎます。「SPF」と「PA」の値が表記されていますが、これは紫外線をカットする効果の強さを表しており、「SPF」はUVB（赤くなるタイプの日焼け）、「PA」はUVA（老化を招くタイプの日焼け）をそれぞれ防ぐ目安です。
数値が高いほど効果が高いですが、その分肌への負担も大きくなるので、クレンジングなどのスキンケアを丁寧に行わないと逆効果になることもあります。 一般的にはSPF15～30、PA+～+++の日焼け止めがおすすめです。
意外かもしれませんが、日常的に浴びる紫外線は、くもりや雨の日も降り注いでいますので、365日紫外線対策を怠らないようにしましょう。
30代～40代：飲む日焼け止めで内側からケア
30代～40代になると、肌のターンオーバー（生まれ変わり）が遅くなり、紫外線によるダメージが肌に残りやすくなります。また、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を保つ成分が減少し、シミやしわ・たるみといった老化現象が目立ち始めてきますね。
この時期には、塗るタイプの日焼け止めだけでなく、飲むタイプの日焼け止めも併用することがおすすめです。飲むタイプの日焼け止めは、植物などから抽出された天然成分で作られており、身体の内側から紫外線によるダメージをケアします。
飲むタイプの日焼け止めは、紫外線を浴びると発生する活性酸素を抑えて、DNAの損傷や老化を防ぎます。また、ビタミンCやEなどの美容成分が配合されているものも多く、美肌作りにも効果的です。
飲むタイプの日焼け止めのメリットは、塗り忘れや塗りムラの心配がないことです。また、汗や摩擦で落ちることもなく、効果が持続します。さらに、塗るタイプでは防げない可視光に対する防御も期待できます。
ただし、飲むタイプの日焼け止めは直接光を浴びる皮膚を守ることはできません。そのため、塗るタイプと併用することでより万全な紫外線対策ができます。また、アレルギー反応が起こる可能性もありますので、成分表記をよく確認してください。
50代以上：塗る・飲む両方で強力に防御
50代以上になると、肌の老化現象はさらに進行します。紫外線によって生成されたメラニン色素が肌に蓄積し、シミやそばかすが増えます。また、コラーゲンやエラスチンが大幅に減少し、肌の弾力やハリが失われてしまいます。
この時期には、塗る・飲む両方の日焼け止めで強力に防御することが必要です。塗るタイプではSPF30～50、PA+++～++++の高い効果を持つ日焼け止めを選びましょう。また、飲むタイプでは抗抗酸化作用の高い成分を含む日焼け止めを選びましょう。
例えば、ポリフェノールやリコピン、ルテインなどが効果的です。これらの成分は、紫外線による活性酸素の発生を抑えて、肌の老化を防ぎます。また、美白効果のあるビタミンCやアルブチンなどもおすすめです。 塗る・飲む両方の日焼け止めを使うことで、紫外線から肌を守るだけでなく、美肌作りにも貢献できます。
しかし、日焼け止めだけでは不十分です。日傘や帽子、サングラスなどの日よけグッズや、日陰を選んで歩くなどの工夫も必要です。また、紫外線によるダメージは肌だけでなく目や髪にも及びますので、目や髪のケアも忘れずに行いましょう。
まとめ
この記事では、年齢別に日焼け止めの需要とメリット・デメリットをまとめましたがいかがでしたか？
塗るタイプと飲むタイプの違いや効果的な使い方も解説しました。自分の肌に合った日焼け止めを見つけて、紫外線から肌を守りましょう。
